秋の楽しみ方

本日、入居者様から「お庭に落ち葉を拾いに行きたいんだけど…」と
声をかけられました。お部屋の窓から、綺麗な色の落ち葉が見えたのだそうです。

外は天気がよく、一緒に外に落ち葉を探しに行きました。
庭の端を見てみると、赤や黄色、オレンジや茶色の落ち葉が集まっています。
「これは黄色とオレンジが混ざっていてきれいね」
「この葉は赤くて大きくて立派ね」

私は普段、恥ずかしながらあまり落ち葉を気にすることなく
歩いていたのですが、こうしてじっくり眺めると、様々な色や形の
落ち葉があることに気付きます。

入居者様は、お気に入りの葉っぱを持ち帰り、重たい辞典に挟んで
時々見返すのだそうです。

庭を散策していると、ほんのわずかに葉っぱが残っているモミジがありました。

「これはイロハモミジね」と入居者様。
「どうして分かったんですか？」と聞くと、落ち葉を拾い、

「葉先が多いと７枚に分かれてて、葉の数を”イロハニホヘト”と数えたみたいよ」
と教えてくださいました。そんなおしゃれな由来をはじめて知りました。

また、「秋になると、昔流行った「枯葉」という曲を聴きたくなるの。」とのこと。
一緒にスマホで聴いてみると、なんとも切ない気持ちになるシャンソンでした。
「この季節にぴったりでしょ」と、秋の名曲を教えていただきました。

入居者様に秋の楽しみ方をたくさん教えていただき、
嬉しい気持ちになったひとときでした。