大きなかぶ
椅子から立ち上がる時、椅子に座る時にはみんなで声を合わせて「どっこいしょ!」
はて? 皆さんの動きがとてもいいんです!
「どっこいしょ」 皆さんも一度は発したことがあるのではないでしょうか?
本日、ご利用者様の平均年齢は、なんと95歳!! 驚きの数字です。
しかし、皆さん危なげなくスムーズでした。
その様子を見て、「どっこいしょ」は魔法の言葉ではないかと考えました。
「どっこいしょ」の語源は諸説ありますが、その一つに仏教語「六根清浄」語源説があります。
六根清浄の「六根」とは、私欲や煩悩、または迷いを引き起こす目、鼻、耳、舌、身、意(心)の6つを指す仏教用語です。
この六根から生まれる欲望を断ち切り、心身(しんしん)を清めるという意味で、この言葉を唱えたのだといいます。
そして、この六根清浄が転じて「どっこいしょ」になったとされています。
95歳平均の方々が椅子に座る時、五感と第六感(心)をつかさどる言葉を口にすることで、身体が次の行動を意識する。
そして、呼吸動作も「どっこいしょ」と声を出すことで、自然に息を吐くことができるため、無意識にお腹に力が入り体幹が安定する
まさに「魔法の言葉」だと確信しました。
これからは恥ずかしがることなく「どっこいしょ」と声を出すようにしようと考えた一日でした。